信用調査会社・帝国データバンクによると。良品住宅(広島市)が、7月4日に広島地裁へ自己破産申請していたことがわかった。負債は約1億円。
同社は広島市内を主なエリアとして、戸建住宅や分譲マンション、駐車場、商業施設などの売買や賃貸に伴う代理・仲介業務を手がけるほか、住宅リフォーム工事、串揚げ店「串揚げ家良し」「博多ダイニング鴉」の2店舗も運営し、2019年8月期の年収入高は約2億円を計上していた。
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しかし、自社物件を所有しておらず受注は不安定な状況が続くなか、新型コロナウイルス感染拡大の影響による休業や需要の低迷で事業環境が急速に悪化した。その後、飲食店の集客も本格的な回復には至らず、厳しい資金繰りを余儀なくされて業況改善の見通しが立たなくなった。
新型コロナ関連倒産は7月25日時点で、中国地方で333件目となる。
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