信用調査会社・帝国データバンクの発表によると、埼玉県川口市のカクイホームが7月14日に事業を停止し、自己破産申請の準備に入ったことがわかった。負債は約4億円でさらに膨らむ見込みという。
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1992年設立。注文住宅の建築工事業を中心にリフォーム工事も手がけ、自社所有のビルを活用した不動産賃貸業も行っていた。主力の建築工事は、木造だけでなくRC造にも取り組み、埼玉県南部や東京都23区内において営業を展開。2020年8月期には約5億7300万円の売上を計上していた。
売り上げは徐々に伸びていたものの、材料費や労務費の高騰で収益性は低く、さらに新型コロナウイルス感染拡大やウッドショックの影響を受け、木材をはじめとした資材の高騰や調達難から、運営は極めて不安定な状態に陥っていた。近時は、度重なる取引先への支払い遅延が発生して対外信用が著しく悪化。ここへ来て資金繰りも限界に達し事業継続を断念した。
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