信用調査会社・帝国データバンクの発表によると、新潟県長岡市の新日本建設が7月24日、新潟地裁長岡支部より破産手続き開始決定を受けたことがわかった。負債は2023年3月期末時点で約4億6000万円とみられる。
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1987年設立。大手FCに加盟し、新築工事やリフォーム工事を中心に手がけ、2010年3月期の売上高は約17億3900万円を計上していた。しかし、その後の受注棟数は低調で、収益面においても厳しい状況が続いていた。近年は店舗閉鎖などにより事業規模を縮小し、収益性の改善を図っていたが、思うような成果は出なかった。2023年3月期の売上高は約3億9300万円、経常損益は約2400万円の欠損で、大幅な債務超過に陥っていた。その後も業況は改善せず、厳しい資金繰りが続くなかで先行きの見通しがたたず事業継続を断念した。
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