良品計画(東京都豊島区)は8月1日、古民家をリノベーションした中長期滞在型施設「MUJI BASE KAMOGAWA」を千葉県鴨川市大幡にオープンする。
地域に根差した”無印良品のある暮らし”を体現し、空き家・遊休不動産の活用などを通じて場所にとらわれない暮らし方・働き方を提案する全国初の「MUJI BASE」。
今回、MUJI BASEを開設する鴨川市大幡は、「大山千枚田」があり、里山の暮らしが残るエリア。ここで、築100年を超える古民家を同社が企画・デザインしてリノベーションし、一棟貸しの宿泊施設として再生した。延床面積は156平米。広い土間を利用したキッチンダイニング、和と洋を融合した居間など、日本民家の空間的価値を残しながら現代のライフスタイルに調和する建物とし、同社が目指す”感じ良いくらし”の実験場として運用していく。
地元の事業者と協業し、農業・酪農の体験プランなども宿泊者に提供する予定。
宿泊は2泊以上からで、Airbnbで予約する。最大収容人数5人。2泊3日で5万5000円〜。
また同社はこれまでも、2014年から鴨川市釜沼北集落で棚田の保全および里山コミュニティの活性化を目指す「鴨川里山トラスト」活動を、2017年4月に鴨川市と「地域活性化に関する協定」を締結するなど、地域の課題を共有し活性化する取り組みを行ってきた。
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