ガーデン・エクステリア製品の企画開発・販売を手がけるタカショー(和歌山県海南市)は6月、全国の工務店を対象に「5th ROOM(フィフスルーム)のある企画住宅」支援事業をスタートした。住宅デザイナーのタブチキヨシさんと全面的にコラボし、導入工務店の家づくりの特徴や地域特性なども踏まえながら、暮らしを快適で豊かにする「家と庭をつなぐ5番目の部屋」がある独自の企画住宅の商品化をサポートする。
同社は2008年から、現代の住宅を構成する主要な部屋とされるリビング、ダイニング、キッチン、ベッドルームの4つに加えて、「家と庭を融合する空間の確保が快適で豊かな暮らしの実現に欠かせない」とし、それを「5番目の部屋=5th ROOM」と位置づけ、普及を目指してきた。コロナ禍のライフスタイルの変化で、住空間における庭の重要性が高まり、一方では、価格の高騰などを受けて、特に地域工務店が主戦場とする戸建て住宅の市況が厳しさを増すなかで、「これまで蓄積してきた知見とノウハウを生かした、生活者と工務店の双方のニーズに応えられるサービス」として、同支援事業の展開を決めた。
同事業では、タブチさんがリアルとオンラインの2回ずつの計4回、ヒアリングも含めて、間取り仕様の打ち合わせに参加するのが最大のポイントだ。間取りに関する著作があり、住宅商品のデザインや工務店のプロデュースといった経験も豊富なタブチさんが、支援先の工務店の家づくりの特徴や地域特性なども踏まえながら、魅力的な5th ROOMを備える独自の企画住宅の商品化を実現する・・・
この記事は新建ハウジング7月30日号30日号15面(2023年7月30日発行)に掲載しています。
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