LIXILの高性能住宅工法・スーパーウォール(SW)工法の取扱工務店によるネットワーク・全国SW会は7月5日、2023年年次大会を開催した。これまで一部会員のみで展開してきた規格住宅・TRETTIO(トレッティオ)の利用を、4月から全会員に拡大。さらにリノベーション提案のパッケージや、コンパクト化によりコストを抑えた新商品を開発し、活用を全国で促進していく。
リノベーションは「TRETTIO Renovation(トレッティオ リノベーション)」のブランド名で、リノベーションを提案するための「ガイドライン」を示す。リノベーションでも「センスのいい」住宅を実現するため、仕様や仕上げ、インテリアをメニュー化。専用の提案ツールやウェブコンテンツも準備を進めており、今後は会員向けに視察・研修会の実施も計画している。
また、新商品「TRETTIO VALO Pieni(トレッティオ バロ ピエニ)」は、延べ床面積を抑えることで高性能と手の届く価格帯を両立させた、トレッティオの「入口」と位置付けられるモデル。24坪で2250万円程度の価格を設定する。
会長の吉成新一さん(吉成建築社長)は、今回発表したトレッティオの新展開について、いずれも市場に対し「(性能などの)ものさし」を提示するのが狙いだとする。「資材や光熱費の高騰で、家づくりを見直す生活者も増えているが、リノベはものさしが確立されていない。規格住宅でもものさしをきちんと示すことが大事」と話した・・・
この記事は新建ハウジング7月30日号6面(2023年7月30日発行)に掲載しています。
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