エコワークス(福岡県福岡市)は7月1日から、おひさまエコキュートを新築住宅の標準仕様とした。家庭部門では特にエネルギー消費量の多い給湯を、太陽光の自家消費でまかなうことで、CO2排出量削減と光熱費負担の軽減、2つのメリットを創出し、2050年カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みを深める。
2022年度、同社では太陽光発電システム搭載率が97%、平均搭載容量は8.3kWに達した。太陽光の自家消費を最大限活用できるうえ、ヒートポンプの熱効率が良く、保温も短時間で済むとしておひさまエコキュートの採用を決めた。採用するのはダイキン工業製。
おひさまエコキュートのCO2排出量は年間約177kgで、従来型エコキュート(年間約575kg)から約7割の削減となる。同社が全棟に導入した場合、一般家庭9家庭分に相当する年間24tのCO2を削減できるとしている。また、給湯にかかる電気料金も、買電分を含めて従来型よりも年間1.4万円の削減になると試算している(下グラフ)。
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