国土交通省は7月24日、地域の気候風土に応じた伝統技術を活用しながら、現行の省エネ基準では評価が難しい環境負荷低減対策等が図られた住宅建設を支援する「気候風土適応型プロジェクト2023」(令和5年度サステナブル建築物等先導事業・気候風土適応型)の第2回提案の募集を開始した。応募期間は9月1日まで。
主な事業要件は▽地域の気候風土に応じた伝統的な建築技術を活用していること▽現行の省エネ基準では評価が難しい環境負荷低減対策等によりCO2の削減等に寄与すること▽プロジェクトの立地は「土砂災害特別警戒区域」に該当しないこと――など。
また、▽意匠・デザインのレベルにとどまっているもの、▽断熱性能の確保が困難なものには当たらないと判断したもの、▽計画内容が室内温熱環境を低減するとまでは言えないと判断したもの――については評価されないとしている。
補助額は、建設工事費のうち、先導的な技術を導入した場合の掛かり増し費用相当額の1/2以内の額で、補助対象建設工事費全体の10%以内または戸あたり100万円のうち少ない金額が上限額。
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