積水ハウス(大阪市)は7月19日、同社の米国子会社Woodside Homes Company, LLC(Woodside社)が、米国・アイダホ州で住宅販売事業および宅地開発事業を展開するHubble Group(Hubble社)を6月中旬に取得したと発表した。
これにより、積水ハウスグループが米国7州で展開している住宅販売事業エリアが8州に拡大する。2025年度の海外市場における住宅供給の目標戸数1万戸に向け、事業領域拡大戦略とともに着実なマーケットへの訴求を推進していく。
Hubble社は2022年度の引渡戸数597戸、平均成長率28.2%と、アイダホ州ボイシーでトップクラスのホームビルダー。住環境の良さや雇用の増加等から高い住宅需要が見込まれるボイシー地区を中心に約6000区画を所有・運営している。効率性の高いオペレーションと優良な宅地保有を強みに、宅地の保有・開発から建設・販売までの垂直型の事業運営で確かなシェアを獲得している。今後は、住宅販売事業子会社であるWoodside社の組織に編入し、同社支店として運営する。
積水ハウスグループは、2017年以降Woodside社、Holt Homes Group、Chesmar Homes, LLCを完全子会社化し、ユタ・カリフォルニア・アリゾナ・ネバダ・オレゴン・ワシントン・テキサスの7州に住宅販売事業展開エリアを拡大。今回のHubble社取得によってアイダホ州が加わり、米北西部の基盤強化を図る。
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