イビケン(岐阜県大垣市)は、レザー端材・突板端材を再生した新素材による内装材を発売した。
新しい素材開発を通してサスティナブル社会へ貢献するプロジェクト「IBIKEN Sustaina-Lab(イビケンサスティナラボ)」を発足し、2つの内装材を開発。
1つ目は、リアルレザーの端材から生まれた「UP-BORN LEATHER(アップボーンレザー)」。
靴やベルトといった革製品の製造工程で出る端材を粉砕して再形成することで、独特の風合いをもつ再生レザーの内装材に生まれ変わった。リアルレザーでは難しかった全長15mで継ぎ目のない状態でのサイズ感が可能な一方、素材の約60%が本革端材のためリアルレザーの質感が得られる。
カラーバリエーションは7色で、用途の多いブラックはエンボスを2種類ラインアップ。ベニヤ、合板、MDFの表面に張ったり、家具にも利用できる。厚み1.2、幅1440mm。
販売単位は15m(1反)または4.8m(カット販売)。設計価格は15mが21万6000円(1万円/平米)、4.8mが8万2940円(1万2000円/平米)。
2つ目は、突板端材を再生したピース状壁面材「PIECE WOOD(ピースウッド)」。
チークやナラなどの高級突板のうち、割れや節が強い規格外のものや家具製作工程で出る端材を火山性ガラス質複層板の基材に張り合わせて壁装材にした。
クラシックタイル・ヘリンボーン・ヘキサゴン・ブリックの4形状×4樹種の組み合わせから選べ、標準のクリア塗装マット仕上げのほか、着色塗装にも対応する。厚み6mm。
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