大林組(東京都港区)はこのほど、長時間労働の削減や生産性の向上などの働き方改革を目指して、4COLORS(神奈川県横浜市)が提供する3Dアバター動画作成サービス「PIP-Maker」(ピーアイピーメーカー)を導入した。
「PIP-Maker」は、パワーポイントから最短5分でアバター・音声付きeラーニング動画を制作できる月額クラウドサービス。オンライン研修での利用、従業員が行っている商品説明の統一化、ウェブセミナーなどに活用でき、習熟度アップ、作業時間の短縮、コスト削減が目指せる。
大林組ではこれまで、650本以上のアバター動画を制作。全国にある各現場の「新規入場者教育」に活用することで、年間1万6000時間以上の業務効率化を実現したという。
同社は、「2024年問題」といわれる人材不足や長時間労働の解消に向け、中期経営計画2022で「事業基盤の強化と変革の実践に向けたDX」を経営基盤戦略のひとつとして掲げている。生産部門のデジタル変革とデジタル人材育成を含めた全社的なデジタル変革を推進し、働き方改革に取り組んでいる。
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