茨城県下妻市の地域工務店・柴木材店(柴修一郎社長)は、環境共生型戸建て分譲計画の第2弾「クラスコ花畑」の販売を開始した。今年5月に1棟目のA棟が竣工し、期間限定の販売型モデルハウスは「小さな森に住まう」をコンセプトに、植栽外構を3棟一体で計画。屋外環境を充実させ、住民が住宅1棟では実現できない豊かな自然環境のある暮らしを享受でき、それらを共同で維持管理することで自然に住戸世帯のコミュニティが生まれ、暮らしの場としての価値を提供する。コロナ禍を経て首都圏でも郊外戸建ての需要が高まる中、地域工務店独自の戸建て分譲のモデルとして定着するか注目される。
新たに販売する「クラスコ花畑」は、つくば駅から北に車で12分(6.3km)ほど離れた住宅街の一角。全約195坪の敷地を3区画に分け、各区画に延べ床30〜32坪・総2階建てをつくる。
各棟は同社の規格型住宅仕様「木造ドミノ工法」を採用。高耐力壁を外周部に配置し、内部は1本ないし2本の柱のみで、間取りの可変性が高いのが特徴。長期優良住宅の認定を取得し、耐震等級3(品確法)、断熱等級5(UA値0.47)を確保する。販売価格は土地建物込みで税込4000万円台後半~5000万円台前半。顧客の世代も予算価格帯も同社注文住宅の顧客層と共通点がある。現在B棟はすでに購入意向を示す顧客と交渉段階に入っており、その他区画も問い合わせに応じて随時申込を受け付けている・・・
この記事は新建ハウジング7月20日号16面(2023年7月20日発行)に掲載しています。
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