城東テクノ(大阪市)は7月14日、住宅の全館空調や換気に使用するユニークな部材として、「給気用 吹き出しユニット」をはじめとする「空調・屋内換気部材シリーズ」3製品を発売した。
給気用 吹き出しユニットは、「吹き出し口(天井付け・壁付け)」と「チャンバーボックス」を組み合わせて使用するもの。
これまで手動や電動で風向を調整する製品はあったが、風の温度で風向を自動で変更するのが最大の特徴という。電気を使わないサーモエレメントでセンサー部の温度を感知し、「冷房は頭上から、暖房は足元から風を送る」という理想的な空調管理を自動で実現する。
遠くまで風が届くためダクトの短縮と空調効率の向上が可能で、風量測定部材付きのため施工後も簡単に風量測定を行うことができる。
定期的なメンテナンスや消耗部品の交換は不要とする。
吹き出し口の材質は、本体がABS、風向板がSUS、断熱材がポリエチレン系、サーモエレメントが真鍮。本体377×157mm、開口寸法119~135×342~360mm。2万3000円/台。
チャンバーボックスの材質は、本体が亜鉛メッキ鋼板、断熱材がポリオレフィン系、気密材がEPDM(発泡系)。379×159×224mm。1万7000円/台。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。