ノーリツ(神戸市)は、容量2000~8000Lの浴槽に対応するろ過ユニットと連動する、業務用の「ろ過昇温ポンプユニット(PSU-400ST)」を9月1日に発売する。
入浴施設などの浴場のお湯を昇温(追いだき)するために、熱源機でつくったお湯をろ過ユニットに循環させるポンプと周辺部材をユニット化。ろ過ユニット導入に必要な「熱源機・ろ過ユニット・ろ過昇温ポンプユニット」の3点をノーリツブランドで揃え、「ろ過システム」として提供する。
この「ろ過システム」により、部材選定やポンプ周りの図面作成が不要に。浴槽容量の確認だけで浴場用ろ過設備のプラン作成が完了するため、設計工数を削減することができる。
従来は2人がかりで1日以上かかっていた循環ポンプと周辺部材の工事も不要になった。施工はマルチ給湯器と同様で、省人・省施工を実現する。
導入後も、ろ過システム全体で保守契約ができるため、浴場施設管理が容易になるメリットが。遠隔監視により、故障の検知、連絡、修理手配までを自動で対応する。
さらに、ろ過ユニットとろ過昇温ポンプ双方の循環ポンプ部に漏水検知機を設置し、リモコンに漏水を知らせる新機能を導入。浸水や階下への水漏れといった二次被害を防ぐ。
ろ過昇温ポンプユニット(PSU-400ST)88万円(税別)。
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