エヌ・シー・エヌ(東京都千代田区)は7月12日、同社の連結子会社SE住宅ローンサービス(同)の株式をパブリックホールディングス(埼玉県熊谷市)に譲渡すると発表し、取締役会での決議を経て、同日実行した。100%保有するSE住宅ローンサービスの株式のうち60%をパブリックホールディングスに譲渡する。
昨今の住宅金利において、固定金利型と変動金利型との金利差が生じる中で、同社は「フラット35」の取次を主な事業とするSE住宅ローンサービスの今後の事業拡大に向けた方策を検討してきた。
パブリックホールディングスグループのパブリックフィナンシャルサービスは、これまでに融資実行額約3000億円以上という豊富な実績を持つ。昨年の住宅ローン融資申し込みは約1000件、取次実績は約700件にのぼり、今後は、このパブリックフィナンシャルサービスの知見や営業体制を活用することで、SE構法登録施工店への住宅金融サービス面のサポート体制を拡充していく。
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