信用調査会社・帝国データバンクの発表によると、木材加工の山一木材工業(長野県長和町)が6月30日に長野地裁上田支部より破産手続き開始決定を受けていたことがわかった。負債額は約1億4000万円。
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同社は1978年設立。建材メーカーなどを得意先に営業を展開し、1989年5月期の売上高は約4900万円を計上していた。しかし、競合が激しくその後の受注は低迷、収益性も低調だった。2022年10月に前代表が死去し、先行きの見通しが立たないことから事業継続を断念。5月9日に事業を停止し、6月16日に自己破産を申請していた。
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