アパレル・繊維産業から回収した廃棄衣類や製造工程で発生する繊維端材を原料とする繊維リサイクルボード「PANECO(パネコ)」がこのほど、MDF製造ラインを使った量産試験に成功したと発表した。
PANECOは、ワークスタジオ(東京都新宿区)が開発し、モリリン(愛知県一宮市)が販売する、廃棄衣類繊維を熱硬化させたボード。このほど、MDFメーカーのホクシン(大阪府岸和田市)の技術協力を受けてMDFの生産設備を使用した繊維リサイクルボード「PANECO board」の量産化を世界で初めて試みたという。
「PANECO board V」と名付けた今回の量産化バージョンのボードは、サスティナブルな環境配慮型建材として本格的な社会実装を目指す。
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