アサツー ディ・ケイ(東京都中央区)は、日本女子大学 大学院 住居学専攻・篠原聡子研究室と共同で、生活者が自分らしい住まいを選択・維持する力を「住み力(すみりょく)」と定義し、これを高める取り組みとして「住み力」プロジェクトを発足。 その活動の第1弾として9月28日〜30日、20〜69歳の男女1376人を対象にした「住み力調査」を実施した。
まず、住まいにまつわる人間関係について調査した。「向こう三軒両隣とは挨拶する仲でいたい」と答える中高年層(50・60代)が80%を越えたのに対して、若年層(20代)は55.7%。一方「シェアハウスのように他人同士の暮らしでも台所やトイレなどを共用するのは合理的」という考えに対しては、中高年層(50代:24.6%、60代:19.6%)よりも若年層(20代:35.2%)のほうが当てはまると感じている割合が高かった。
「自分の家に来た友人が、後で自分の家をどう評価するのかすごく気になる」については、若年層の4割超がそう考えているのに対し、中高年層(50代:27.1%、60代:17.4%)では他人の評価をあまり気にしていないことがわかった。60代では「家に季節の花を飾るなど生活に彩りを添える工夫をしている」人が圧倒的に多く(60.1%)、周りからの評価より自分の内面を整えることを重視する傾向がうかがえた。
活動の第2弾として、11月18日を「いい家(11・18)の日」と制定。あわせて、45の質問に答えると「住み力」の高さ(点数)と10タイプある「住み力」タイプのどれにあてはまるかを自己診断できるウェブサイトを開設した。
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