信用調査会社・帝国データバンクの発表による、内装工事のアスコート(北海道札幌市)が7月3日付で事後処理を弁護士に一任し、自己破産を申請する予定であることがわかった。負債は2022年11月期末時点で2億6300万円。
《関連記事》建設業のコロナ破たん累計768件に 東京商工リサーチ調べ
同社は内装工事を手がけ、札幌市内および近郊を営業エリアとして、戸建住宅や集合住宅の修繕やリフォーム工事を主体に一部、不動産販売を行い、2020年11月期には年売上高約3億8500万円を計上していた。
ここ数年は同業者間の受注獲得競争などから受注単価の伸び悩みを余儀なくされ、2022年11月期の年売上高は約3億700万円にダウン。材料費や人件費などの高騰もあって約6900万円の当期純損失を計上、債務超過が続いていた。今期に入ってからも業況は改善せず先行きの見通しが立たないことから、今回の事態となった。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。