コンピュータシステム研究所(東京都新宿区)は、BIMで作成したバーチャルの建築現場で施工管理を体験学習する「現場トレーナー Windows版」の出荷を7月5日に開始した。
実証実験により、現場配属時に新入社員や若年社員に必要とされる知識・経験を分析し、BIMモデルを利用したバーチャル現場内で起こりうる問題を体験したり、クイズ形式で施工管理における「問題発見能力=気づくちから」を養うことができるソフトウェアをゼネコン8社と開発。
アバターを主人公としたゲームライクなUIでバーチャル現場内(現時点ではRC/S造4ステージ)を自由に探索し、先輩や職長、作業員からのリクエストやアドバイス、解説資料等を確認しながら随所で発生する問題点を解決していく。バーチャル現場内で発生する60問のクイズをクリアして経験を詰むと、240問のドリルが用意されている。ステージ・ドリルは随時追加予定とする。
受講者の学習進捗状況のチェックやレポート出力などの管理機能を搭載。別途費用で独自コンテンツの作成も支援する。
動作環境はWindows10およびWindows11。iPadなどに対応するiOS版は8月から出荷開始予定。
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