大建工業(大阪市)はこのほど、同社グループの温室効果ガス削減目標がSBT(Science Based Targets))イニシアティブ認証を取得したと発表した。
同社では、2050年のカーボンニュートラルを目標に取り組んでおり、その中間目標となる2030年に向けた目標が、今回、科学的な根拠に基づいた目標としてSBTイニシアティブに認定された。自社の温室効果ガス排出(Scope1.2)削減目標については、2030年までに2021年度比25%の削減を目指す。
目標達成に向け、国内外の各製造拠点に削減目標を設定し、生産性改善・歩留まり向上・自主保全によるロス低減・生産プロセスの合理化を進めるとともに、太陽光発電やバイオマス発電など再生可能エネルギーへの切り替えを推進していく。
サプライチェーン全体の排出(Scope3)については、2030年までに2021年度比13.5%削減を目指す。製品設計の見直しにより製品のライフサイクル全体での温室効果ガスの排出削減を推進するほか、調達資材を温室効果ガス排出量のより少ない資材に切り替える、調達先へ温室効果ガス排出削減目標の設定を呼びかけるなど、サプライチェーンへの働きかけを進めていく。
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