信用調査会社・帝国データバンクの発表によると、マリソンホーム(熊本市)が、6月20日に熊本地裁より破産手続き開始決定を受けたことがわかった。負債は約8000万円。
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同社は熊本市内を商圏に平均価格約2000~2500万円の木造注文住宅を手がけていた。
ここ数年は、新型コロナウイルス感染拡大の影響から受注が減少したほか、資材価格の高騰などで赤字決算が続き、財務面は債務超過に陥っていた。その後も業績の回復はなく、2022年1月期の年売上高は約2100万円にまで落ち込み、赤字決算を余儀なくされていた。以降も厳しい資金繰りが続くなか、先行きの見通しが立たないことから、事業の継続を断念した。
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