国土交通省が6月30日発表した長期優良住宅の認定状況によると、2022年度は新築の戸建て住宅11万5509戸、共同住宅2527戸、合計11万8036戸を認定した。新設住宅着工戸数に対する割合は13.7%となっている。これにより2009年からの累計は147万4572戸となった。
新築戸建て(都道府県別)で最も多かったのは、愛知県の1万3631戸。次いで東京7002戸、静岡6706戸、埼玉6685戸の順となった。大都市圏以外での認定が一定数見られる。
増築・改築は、戸建て住宅128戸、共同住宅4戸の合計132戸。これまでの累計は1586戸となった。戸建て(都道府県別)で最も多かったのは、北海道の51戸。次いで新潟県の20戸となっている。
10月開始の既存は26戸
既存は、戸建て住宅25戸、共同住宅1戸の合計26戸。既存住宅の認定(建築行為なしの認定)は、2022年10月1日から始まったばかりということもあり、少数の認定にとどまった。
既存の場合も、認定を受けることにより▽住宅ローン(フラット35S・フラット50)の金利引き下げ▽税の特例措置(所得税減税)▽地震保険料の割引(耐震等級割引・免震建築物割引)―などのメリットが得られる。
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