岡山県は7月3日、総社市の県営住宅「総社泉団地」2号棟の4階建て建物からコンクリート片が落下する事故があったと発表した。事故は7月1日、団地住民から指定管理者の東急コミュニティーに「4階建て住宅1棟の軒裏からコンクリート片が落下している」と通報があり発覚した。県では直ちに高所作業車による打診等の緊急的な措置を行った。落下によるけが人等の報告は入っていない。
県が調べたところ、高さ約12mの4階軒裏からコンクリート片(約370g)が3個に分離して落下。原因は調査中だが、経年劣化によるコンクリートのひび割れや鉄筋の腐食などによる剥離落下が考えられるという。当面の措置として7月3日朝から、高所作業車により、落下部分周辺の剥離落下の可能性が認められる個所について、たたき落としによるコンクリート片を取り除く作業を実施した。今後、同棟における軒裏について打診調査を実施し、その他の棟についても、軒裏を目視にて点検する予定だという。
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