日本ウッドデザイン協会(東京都港区)は、「ウッドデザイン賞2023」の募集を6月20日に開始した。期間は7月31日まで。
木を使うことで社会課題の解決を目指す活動を「ウッドデザイン」と定義し、木の良さや価値を再発見できる製品や取り組みについて、優れたものを消費者目線で評価・表彰する。2015年度に林野庁補助事業として創設され、2022年度にリニューアルされ同協会主催となった。8年間に受賞した1844作品は「受賞作品データベース」にて閲覧可能。
「建築・空間」「技術・建材」「プロダクツ」「コミュニケーション」「調査・研究」の各分野で募集する。昨年度から最優秀賞に「農林水産大臣賞」に加え、「経済産業大臣賞」「国土交通大臣賞」「環境大臣賞」が新設された。
今回は、時代の動きをとらえたテーマを冠した「特別賞」を設置するほか、入賞しなかった作品に対して「アドバイス・サポート」を開始する。また、作品エントリーの際の登録項目を簡略化し、応募しやすくした。
第二次審査進出の作品は、エントリー料として1件につき5万5000円が必要。条件により金額が異なる場合がある。なお調査・研究分野は無料。審査委員長はプロジェクト・デザイナーの赤池学氏、統括審査委員は世界的な建築家である隈研吾氏がつとめる。
10月に「ウッドデザイン賞」受賞作品を発表。12月6日~8日に開催される環境展示会「エコプロ2023」にて、表彰式および受賞作品の展示等を実施する。
今回の募集と同時に「あなたのおすすめウッドデザイン」キャンペーンを実施。7月7日まで。
エコプロ2023にて設定する「森と木で拓くSDGsゾーン~森と木のある暮らしの提案~」への出展団体も募集中。7月14日まで。
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