ケイアイスター不動産(埼玉県本庄市)は7月3日、GA technologies(東京都港区)が運営するネット不動産投資サービスブランド「RENOSY(リノシー)」との業務提携に関わる契約を締結したと発表した。
同提携によって、両社はアパート事業に関する協業を開始。ケイアイスター不動産の実需要の戸建て分譲事業とGA technologiesの投資用不動産事業で培われたノウハウの共有・シナジーによって、アパート事業におけるそれぞれの収益拡大を図る。
同社は、分譲事業用地の仕入れから販売までを一気通貫で行うリアル×テクノロジーの基盤である「KEIAI プラットフォーム」を構築。アパート事業では、低コストでの大量仕入れなどのノウハウに強みがあるものの、投資用物件の販売には販路の拡大に課題があった。
RENOSYは、投資用不動産の検討から購入、管理・売却までオンラインを中心にサービスを提供しており、商品ラインナップには新築アパートも含まれている。会員数は35万人を超え、多様な手法での資産形成へのニーズが拡大している。
今回の業務提携では、同社が建築したアパートをRENOSYとサービス内容について助言し合い、RENOSYが物件を選定して販売活動を代理する。低価格でありながら好立地でデザイン性のあるアパートを提供することで、さらなる事業拡大につながる取り組みとなっている。
今後は、協業して新たなアパートの企画を行う予定。住まいを検討している顧客と投資用不動産を検討している顧客の双方に、より魅力的な商品を提供する。
同社は、アパート事業を1都3県を中心に国道16号線の内側をメインに展開。駅徒歩10分圏内の立地で資産性の高いアパートを提供し、管理戸数1万戸を目指す。
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