建築テック系スタートアップのVUILD(ヴィルド、神奈川県川崎市)はこのほど、アメリカのShopBot Tools社と、アジアにおけるグローバルビジネスモデルの構築を目的とした戦略的パートナーシップの基本合意書を締結したと発表した。
これにより、ShopBot Tools社が開発・販売をしている高性能3次元CNCルーター「ShopBot(ショップボット)」の日本国内における輸入販売・サポート、および導入後のトレーニングなどをさらに強化させ、アジアへのグローバル展開を視野に、ビジネスモデルを進化させていく。
VUILDは、デジタルファブリケーション技術を活用した事業を展開する建築テック系スタートアップ。家具の製作や建築設計事業、ShopBotの輸入販売事業のほか、分散型製造ネットワークを構築するため、全国各地のShopBot拠点をクラウドでつなぎ、家具や住宅のパーツを分散加工できる流通プラットフォーム「EMARF」の提供などを進めてきた。
なお今回、協業の第一弾として、2年に一度開催される「日本木工機械展」に、ShopBot Tools社と共同で出展する。ブースでは、最新型のShopBotのデモンストレーションのほか、ShopBotで製作した作品の展示や、ワークショップも計画しているという。
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