阪急阪神不動産(大阪市)は6月29日、今後、着工するすべての分譲マンション「ジオ」において、共用部の化粧材等に国産木材を活用すると発表した。原則、地産地消とすることで、地域の森林環境保全にも貢献していきたい考え。
同社はこれまでも、同ブランドの一部マンションにて、エントランスや共用部の棚、椅子等に、六甲山の間伐材や兵庫県産の木材を採用してきた。2024年4月下旬竣工予定の「ジオ江坂垂水町」、2024年2月中旬竣工予定の「ジオ甲子園口 二見町」では、共用部の壁面や家具、外部の軒裏天井等に国産木材を採用し、木質化を推進するとしている。
また、社員教育の一環として、2022年から分譲マンション「ジオ」の企画・販売を行う従業員等を対象に、森林ボランティア体験研修を実施。神戸市が生物多様性保全のシンボル拠点として整備する「キーナの森」では、間伐体験や森林保全のワークショップ等を行っている。
今後、入居者を対象にした森林ワークショップなど、地域に愛着が持てるようなイベントの開催も検討していく。
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