《正念場》原価上昇と注文不況で悪化する工務店財務

工務店のリスク例のなかから優先順位が高いものを「10大リスク」としてピックアップ。その解消法とともに解説する。

経営者にとって最悪の事態は倒産だ。工務店は常に倒産の引き金となる財務悪化リスクを抱えているが、注文住宅不況のなか多くの工務店で財務状況は悪化している。

原価上昇と注文不況で悪化した工務店財務
利益·工期·資金繰りの適正化が急務に

原価上昇と注文住宅不況による受注難から、特に注文住宅中心の工務店で売上げ・利益の低下などの財務状況の悪化が見られる。

［上図］は会計士グループのTKCを利用している工務店（木造工事業者）の決算の平均値だ（22年12月－23年2月決算企業の平均）。黒字率は45％、逆に55％が赤字ということで、工務店の財務悪化が垣間見える・・・

続きは「工務店のための危機突破読本2023」P28〜
（2023年6月30日発行、定価1980円）でお読みいただけます。定期購読者の皆様には新建ハウジング6月30日号の付録としてお届けしています。

有料会員の方は危機突破読本を紙面ビューアーでご覧いただけます。
複数購入したい方や有料会員以外の方は、Amazonからご購入いただけます。