工務店のリスク例のなかから優先順位が高いものを「10大リスク」としてピックアップ。その解消法とともに解説する。
働く環境や給与などの待遇、マネジメント不全などが引き起こす「ブラック化」は、スタッフの意欲を削ぎ、生産性を押し下げ、収益悪化やトラブルの要因となり、スタッフの流出にもつながる重要なリスクだ。コンプライアンス違反は代償も大きい。
建設業の労働時間·出勤日はまだ多い
ブラック工務店からは人材流出が加速
働き方改革が進み絵に描いたようなブラック職場は減っているように見える。だが、工務店の場合、労働時間や給与をはじめブラックに近いグレーな職場もいまだ多い。
[上図]は建設業と製造業などとの労働時間と出勤日数の比較だ(2020年)。共に減少しているものの他の産業よりも多く、特に出勤日数は調査産業計よりも32日、約1カ月も多く出勤している。働く業種・企業を選ぶ際に労働時間・休日を重視する傾向は若者を中心に依然として強く、建設業はその点で・・・
続きは「工務店のための危機突破読本2023」P24〜
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