工務店のリスク例のなかから優先順位が高いものを「10大リスク」としてピックアップ。その解消法とともに解説する。
人材不足は企業の最重要リスクの1つだ。今後減り続ける若者の争奪戦は加速、住宅業界としても個社としても、若者に選ばれる業界・企業かどうか、そのために何をするかが問われている。
先んじて人材不足が進んだのが大工だ。国勢調査[上図]を見ると、大工の数は20年で半減し29万7900人に。今は60・70代の割合も高く、高齢化が加速している。新設住宅着工戸数はこの20年間で117万戸から87万戸と約25%減少しているが、新設戸数よりも大工数のほうが減少率が大きい。
現状約9万人いる65歳以上の大工のリタイアが本格化する今後、大工不足と争奪戦は一層深刻化、そこに前項で触れた2024年4月からの建設業の時間外労働規制が拍車をかける。
人材不足は他の職人や現場監督でも同様で、足下でも現場に関わるひとの引き抜きがさらに活発化するだろう・・・
続きは「工務店のための危機突破読本2023」P22〜
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