サンワカンパニー(大阪市)は、海外事業の強化を目的に、住宅用ドアの製造・販売などを行うハウテック(岐阜県下呂市)と協業し、インドネシア初のショールームを首都ジャカルタにオープンした。現在海外で展開しているショールームとしては中国、シンガポールに続いて3カ国目。
同社はこれまで、各国の現地企業と販売代理店契約を締結し、人的リソースや販売網を活用して展開してきた。今回、現地企業ではなく、既に進出済みだったハウテックと連携し、ショールームの運営・管理を委託することで新規出店を実現。ショールームでは6月19日に式典を開催し、30人を超える現地顧客とメディア関係者が来場し、関心の高さがうかがえた。
インドネシア進出の狙いとして、同国は高い経済成長率を維持しており、今後も増加が見込まれるコンドミニアム建設によるキッチンや建具の内需獲得がある。ハウテックが所有するスラバヤ工場では、自社製品の現地製造と地域に密着したビジネスを展開し、日系工場ならではの高品質な商品を提供できるとし、現地他社と品質面での差別化を図る。今後は、BtoCだけでなく、BtoBビジネスも併せて展開し、海外事業を強化していく。
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