信用調査会社・帝国データバンクによると、青森市で内装工事を手がける東京室内(斉藤大成社長)が、6月15日に青森地裁より破産手続き開始決定を受けたことがわかった。負債は約1億6000万円で大半は金融債務だという。
同社は、官公庁や民間からの元請受注を主体に一時期は2億円を超える年売上高を計上していた。
しかし、競争も厳しい中で収益は苦戦を余義なくされ、近年は業容を大幅に縮小。直近期となる2022年6月期における年売上高は約400万円にとどまり、多額の金融債務を抱え、財務面は大幅な債務超過の状態に陥っていた。このため、事業継続を断念して清算する方向性となり、2023年4月をもって事業を停止していた。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。