信用調査会社・帝国データバンクの発表によると、飯倉工務店(富山県富山市)が6月7日、富山地裁より破産手続き開始決定を受けていたことがわかった。負債額は約9000万円という。
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同社は1949年創業。木造住宅の新築工事、改修工事、外壁工事などを手がけ、2005年3月期の売上高は約1億2700万円を計上していた。しかし、同業他社との競争などから売上は減少、収益面も苦戦を強いられ、債務超過となるなど、厳しい経営状況が続いていた。2022年3月期の売上高は約3500万円にまで縮小し、業績改善の見通しが立たず、資金繰りも限界に達し今回の措置となった。
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