エヌ・シー・エヌ(東京都千代田区)の「SE構法」が、木造5階建てへの対応が可能になった。
SE構法は2021年に4階建ての構造評定を取得。新たに、日本建築センターによる5階建て対応の構造評定を今年5月19日に取得した。
今回の構造評定取得にあたっては、2022年に同社が開設した研究施設・木構造技術センター(Timber Structure Lab.)を利用し、高強度な耐力壁とそれに対応する高耐力柱脚金物を開発。これにより従来仕様では困難だった木造5階建てに対応する仕様が可能になった。
木材利用促進の観点から今年4月に建築基準法が改正され、木造5階に求められる耐火性能基準が従来の120分から90分へと緩和されたこともあり、今回の5階建て対応仕様でこれまで住宅をメインに手がけてきた工務店や地方ゼネコンなどが中高層木造建築事業に参入するサポート体制を強化するとともに、4階建ての設計自由度と商品力をさらに向上していくとする。
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