ウイング(東京都千代田区)、ウッドステーション(千葉市)、佐伯広域森林組合(佐伯森林)、佐伯市の4者はこのほど、再造林を促進する木材取引協定書を締結した。森林資源の循環利用のために、再造林率100%を目標に植林事業を活性化させていく。
ウイングは、「脱炭素社会の実現に資する等のための建築物等における木材の利用の促進に関する法律(通称:都市(まち)の木造化推進法)」に基づき、佐伯森林の供給する木材を利用することで、環境保全、カーボンニュートラル、山村活性への取り組みを推進する。ウッドステーションは、取り引きの工業化、効率的物流システムの発展を支援。佐伯市は、取り組みの側面支援と情報の発信を行う。
同協定では、ウイングと佐伯森林は、再造林に必要とされる費用捻出を想定した木材価格で合意し、年間取り引き量は 1万㎥以上と定めている。再造林に関わる費用や負担を透明化し、その応分責任を取り引き関係者で相互負担する仕組みづくりに着手する。佐伯森林では、協定を実施するために、製材設備への投資を行い、取り引き拡大の準備を進めていく。
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