東日本不動産流通機構(東日本レインズ)はこのほど、首都圏(1都3県)と札幌市・仙台市の5月の不動産流通市場の動向を公表した。首都圏中古戸建住宅の成約件数は前年同月比マイナス3.7%で、17カ月連続で前年同月を下回った。一方、中古マンションは同マイナス4.9%で、2カ月連続で前年同月を下回った。札幌市は中古戸建が同25.0%増で2カ月連続プラスとなったが、中古マンションは同21.9%減の8カ月連続マイナス。仙台市は中古戸建が同2.2%増で2カ月連続増加、中古マンションは同16.8%減で2カ月連続減少となった。
首都圏の中古戸建の成約件数は1111件(前年同月比マイナス3.7%)。新規登録件数は5056件(同28.5%増)。成約価格は3722万円(同0.1%増)で、31カ月連続で前年同月を上回った。新規登録価格は4173万円(同0.9%減)でほぼ横ばい。
首都圏の中古マンションの成約件数は2737件(同4.9%減)。成約㎡単価は70.95万円(同8.1%増)で37カ月連続で前年同月を上回った。成約価格は4569万円(同9.5%増)で36カ月連続で前年同月を上回った。専有面積は64.40㎡(同1.2%増)で3カ月連続で増加となった。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。