解体工事の一括見積もりWebサービス「クラッソーネ」を運営するクラッソーネ(愛知県名古屋市)はこのほど、三重県伊勢市と「空き家の除却及び利活用の促進に係る連携協定」を締結した。協定に基づき、伊勢市内の空き家の除却及び利活用促進のため、同社のサービスやノウハウを同市に提供する。具体的には、「すまいの終活ナビ」をもとにIT技術やデータを活用しながら、同市や空き家所有者、事業者とも積極的な連携を図り、空き家問題の解消に取り組む。
「すまいの終活ナビ」は、土地建物の面積や最寄駅、接する道の幅などの条件を入力することで「解体費用」と解体後の「土地売却査定価格」の概算額を手軽に無料で把握できるサービス。解体費用の予測が立てづらいといった情報不足の解消や、解体後の土地売却の見通しが立たず空き家解体に踏み切れない所有者の意思決定を後押しできる。概算費用を把握したうえで、具体的な見積もりを希望する場合は、一括見積もりサービス「クラッソーネ」により工事会社の紹介を受けられる。
三重県全体でも空き家は年々増え続けており、全国の空き家率13.6%(平成30年住宅・土地統計調査)に比べ、三重県の総住宅数に占める空き家の割合が15.2%と高い水準になっている。
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