東急不動産(東京都渋谷区)は、都市型賃貸レジデンス「COMFORIA(コンフォリア)」シリーズで初の木造+RC混構造建築、「(仮称)コンフォリア芝浦四丁目」を着工した。地上9階建て、総戸数は63戸で店舗も1区画入る。竣工は2024年10月下旬の予定。
RCと木造のハイブリッド構造で、木造部分の地震時の水平力をRCに負担させることで、木造耐震壁のない自由なプランニングや解放的な空間構造を可能にした。循環型資材である木を使用することで建設時のCO2排出量を軽減、またシリーズ初となる「床チャンバー空調システム」の導入により、建物の消費エネルギーも削減する。ZEH-M Orientedや低炭素建築物認定物を取得予定。
ファミリー層をターゲットに、広めの間取りを多く用意。人目に付きやすい軒天・マリオン・外壁を重点的に木質化し、「分かりやすい木質化」を心がけるとともに、共用部を中心に内装も木質化して、「木」と共にある暮らし、子育てや教育環境に寄り添う物件を目指した。
同社は、脱炭素社会の実現に向け、2025年度以降に着工する都市型賃貸レジデンス「COMFORIA」全棟でZEH取得率100%を掲げている。
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