近藤建設はこのほど“北欧インダストリアル”デザインのモデルハウス「Kon Kon Home 関間」を坂戸市内に開設した。展示場ではなく住宅地に建築する「街角モデルハウスプロジェクト」としては5棟目で、「私の好きを楽しむ暮らし」をコンセプトに、外装や内装、間取りから性能など100の工夫で、ターゲットとなるミレニアル世代の多様なニーズに応える設計を提示する。また、同社初の断熱等級7を実現した事例になった。
モデルハウス見学会の参加者には、ミレニアル世代の共働き世帯を意識した100個のこだわりを掲載する「100の工夫ブック」が配られる。住宅全体では、自然素材を取り入れた北欧スタイルと、鉄やコンクリート、レンガなど無骨なインダストリアルデザインを混合した「北欧インダストリアル」が最大のこだわりだ。
インテリアコーディネーターの中村文音さんは「シンプルで飽きのこない見た目で、幅広い世代に受け入れてもらいやすい北欧スタイルに、リビング扉・仕切り窓、吹き抜けの手すりなどに黒の格子をアクセントとして取り入れることによって、大人から子どもまで楽しめる風合いにした」と話す。
設計コンセプトは 多様性に応える家づくり
プラン上は、共働き夫婦が快適に生活できるように、間取りからインテリアの配置まで細かく配慮した。家事動線では、100の工夫でもある「まとめ買い動線」や「洗濯動線」が特徴。前者は・・・
この記事は新建ハウジング6月20日号7面(2023年6月20日発行)に掲載しています。
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