LIXIL(東京都品川区)は、地場工務店が手がけた断熱リノベーションの実例集「断熱リノベの匠」の第2弾として、近藤建設興業(岡山市、近藤直岐社長)の事例を公開した。
近藤建設興業は、パッシブ設計と高気密・高断熱・高耐震を組み合わせた認定長期優良住宅「おかやまニュートラルパッシブ」を提唱し、ZEHにも積極的に取り組んできた。この設計力・技術力を既存住宅にも生かしたいと考え、築56年の平屋の空き家を買い取りZEH仕様にフルリノベーション。「リニュートラボ ZEH_リノベ実験室」と名付け、体験型イベントハウスに再生した。
「リニュートラボ ZEH_リノベ実験室」
コンセプトは「シン・昭和の家」。
木造軸組パネル工法をベースに、LIXILの「まるごと断熱リフォーム」を利用して高気密・高断熱・ZEH化をはかった。旧家の柱や梁をできるだけ生かし、床・天井・建具には地元の木材を使っている。
◾︎DATA
延床面積:25.6坪、構造:木造平屋建て、築年数:1967年竣工・築56年
エリア:岡山県(6地域)
断熱リフォームによる性能変化:改修前3.88→改修後0.31W/m2K
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