三井不動産レジデンシャル(東京都中央区)は、同社の戸建て住宅ブランド「ファインコート」で、「パッシブデザイン コンセプト」を策定した。11月下旬販売開始予定の「ファインコート三鷹ブライトアーク(東京都三鷹市・総戸数20戸)」などで採用している。また、各販売センターなどで小冊子「パッシブデザイン コンセプトブック」の配布も開始した。
コンセプトは以下の3つ。
まず、計画地全体の街並みづくりから考えるパッシブデザインとして、採光を確保するオープンスペースを設けたり、住戸の南側に落葉樹をレイアウトするなど季節に対応した植栽を施す。
また、風や光を効率よく室内に導く窓の配置や屋内気流のコントロール、季節の日射を考慮した軒や庇などをプランに取り入れる。
設備やアイテム活用でもパッシブデザインの考え方を取り入れる。例えば、横からの風を効率的に室内に取り込む「ウィンドキャッチ窓」や、雨水を活用できる「雨水取り出し口」などを採用する。
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