信用調査会社・帝国データバンクの発表によると、神奈川県大和市のリビングスタイル(武井窈子社長)が6月8日までに事業を停止し、横浜地裁に自己破産申請する見込みであることがわかった。負債は約9億1700万円。
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同社は、大手不動産仲介業者の加盟店として神奈川県と東京都に計5店舗の営業店を構え、注文住宅の請負工事を主体にマンション、アパート、戸建て住宅などの不動産仲介および土地売買のほか、損害保険の代理業を手がけていた。
業歴は16年余りと比較的浅いが、顧客の細かなニーズに対応する営業姿勢や高い営業力で、2016年4月期の年売上高は約24億4800万円を計上していた。
しかし近年は、新型コロナウイルス感染拡大の影響による資材不足などから着工件数が減少し、2021年4月期は年売上高約20億2300万円、翌2022年4月期は約17億100万円にまで低下、材料価格高騰によって収益力も悪化していた。こうしたなか、資金繰りが悪化し、今回の事態となった。
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