YKK AP(東京都千代田区)はこのほど、スタジオセンス(山口県山口市)と共働し、中古戸建て住宅の性能向上リノベーションを実証するプロジェクト物件「山口 大内中央の家」が完成したと発表した。同プロジェクトの23物件目となる。
同プロジェクトは、全国のリノベーション事業者と連携し、既存戸建て住宅に「断熱」「耐震」を軸とした性能向上リノベーションを実施して、住まいの価値が「窓・開口部」でかえられるかを実証するというもの。今回は、築50年の物件に同社の高性能樹脂窓や大開口スライディング窓、断熱玄関ドアを採用し、断熱性能を改修前の約8倍に向上させた。HEAT20 G2相当をクリアすることで、ヒートショックのリスクを軽減し、健康で快適な居住空間と高い省エネ性を実現した。耐震性能は、同社の開口部耐震商品「FRAMEⅡ」を採用することで、耐力壁量を増やして偏心バランスを取り、耐震等級3相当の強度を確保している。
同物件は基本性能にこだわりながら、LDKを中心とした間取りに、趣味などを楽しめる屋根付きウッドデッキや広い土間スペースを設置。自然素材と職人の技で健康住宅を実現している。
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