信用調査会社・帝国データバンクの発表によると、広島県福山市の工務店、マツバ建設が、6月5日に広島地裁より破産手続き開始決定を受けたことがわかった。負債は約1億2000万円。
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同社は戸建て住宅の新築などを手がけ、1998年2月期には年売上高1億4800万円を計上していた。
近年は、同業者との競合激化により受注が振るわず、2022年7月期(決算期変更)の年売上高は約6700万円にまで落ち込み、慢性的に赤字を計上して財務内容は大幅な債務超過に陥っていた。余裕を欠いた資金繰りが続くなか、代表が体調を崩したことも重なり事業の継続を断念した。
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