「FP工法」の会員でつくるFPグループ南関東(事務局:東京都港区、二宮正志会長)は11月8日、性能・デザインを両立し個々の家族の多様な暮らしに応えることをコンセプトとする企画住宅商品「corone(コロネ)」を発売、全国で供給を開始した。
会員4社とFPコーポレーション、建築家・家所亮二さん、アートディレクター・野村英二さんによるプロジェクトチーム(成島敬司リーダー)で開発を進めてきたもの。シンプルな矩形の建物の中央に水まわりを配して家の「コア」とし、周囲を間口1間半のスキップフロアがらせん状に取り囲む。
同一単位の空間が連続して積み上がり、それぞれに決まった目的はない。フロアの一つ以上は必ずデッキやバルコニーにして外部を取り入れるが、どこをどう使うかは住まい手次第だ。「どこを居間にするか食堂にするか、すべて自由。土地と施主の両方の個性を柔軟に表現できる」と建築家の家所さんは話す。
プラン検討や仕様選定など、個々の設計は家所さんが窓口。キッチンや家具、照明器具なども提案する。
販売価格は諸費用や付帯工事、設計監理費などすべてを含めた総額でおおむね3700万円。コンセプトを明快に伝えるパンフレット、予算書、資金計画提案書などの販促ツールも合わせて用意した。全国のFP会員に配布するとともに、ホームページを開設して住まい手に直接のPRも行っていく。
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