信用調査会社・帝国データバンクの発表によると、SRK(福島県いわき市)が5月31日に事業を停止し、自己破産申請の準備に入ったことがわかった。負債は2022年9月期末時点で1億1800万円。
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同社は外構工事や造成工事のほか、大手ゼネコンから福島第一原発事故にともなう除染作業も手がけ、ピーク時の2015年9月期には年売上高約4億5500万円を計上していた。
しかし、除染作業の終焉や震災復興需要の減少を背景とした、同業他社との競争激化や受注単価の抑制もあり、2022年9月期の年売上高は約2億4000万円にとどまり債務超過に陥っていたという。その後も厳しい資金繰りが続き、先行きへの見通しが立たず事業継続を断念、今回の事態となった。
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