松尾和也さん流エコハウス設計メソッドを毎月10日号でお届けする本連載。
今回は、物価上昇の影響に悩む工務店、そして生活者のために、改めて「トータルコスト」を解説します。
ウッドショックから始まったコスト上昇には、工務店もお施主様も、みんなが苦労しています。昔から経済学の世界では「インフレは起こし難いが、一度起きると止めにくい」と言われてきました。その言葉からすると今後、インフレが短期で収まる可能性は低い、と考えるのが妥当かと思います。
耐震等級3、HEAT20・G2、高気密、高耐久など、求められる水準はどんどん高くなっています。対して給与上昇よりもインフレ率のスピードのほうが早いことから、お施主様の実質賃金は減少しています。このような事実から考えると、住宅着工戸数は減るとしか考えにくい状況にあります。
このような状況下で下げるべきなのは、・・・
この記事は新建ハウジング6月10日号7面(2023年6月10日発行)に掲載しています。
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