ナイスグループの菊池建設(神奈川県横浜市)は6月9日、木造注文住宅の新商品「那由他(なゆた)」の受注を、東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・静岡県の1都4県にて開始したと発表した。
京町家の通り土間や古民家の吹き抜けなど伝統的な日本建築のデザインを踏襲しつつ、断熱等性能等級の最上位等級7を確保。太陽光発電システムなど省エネ・創エネ設備によってZEH対応とし、伝統と最先端技術が融合した現代の「和」の住まいを実現した。同社の従来商品「檜の家」と同じく、土台や柱、羽柄材には檜を、横架材である梁・桁には杉と唐松を採用するなど、国産材使用率100%となっている。
建物本体価格は、参考プラン52.5坪で7090万円(税別)。
農林水産省とナイスグループ6社は、5月9日に「国産材の利用拡大に関する建築物木材利用促進協定」を締結。同協定に基づき、伝統技術と現代技術を融合させた木造の住宅・建築物を供給し、国産材利用の推進と持続可能な社会の実現に貢献するとしている。
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