大建工業(大阪市)はこのほど、厚生労働大臣より「子育てサポート企業」として、2度目の「くるみん認定」を取得したと発表した。
「くるみん認定」とは、次世代育成支援対策推進法に基づき、一般事業主行動計画を策定した企業が計画目標を達成し、仕事と子育ての両立を図る取り組みなどについて一定の基準を満たした場合に、その企業を「子育てサポート企業」として認定するもの。同社では、2017年に初認定されている。
今回同社は、「男性育休取得の促進」と「年次有給休暇の取得率向上」の2点を注力項目として定め、具体的な行動計画や目標数値を策定した上で取り組みを進めた。
計画では2019~2021年度の3年間における育児休業の平均取得率の目標を「男性従業員:20%以上」「女性従業員:80%以上」と策定。結果は「男性従業員の取得率:43.8%」「女性従業員の取得率:132%」となった。特に男性従業員の育休取得促進については、育休対象者とその上司に対し、育休に関する情報をまとめたメールマガジンの配信を行うほか、各部門の出生リストを部門長に開示し、上司から取得を勧めるように促すなど、会社として育休取得を推奨する環境を整えている。
年次有給休暇の取得状況についても、2018年度の51.0%から、2021年度には58.3%に向上。そのほか2021年10月1日より、出産や子育てによる退職者に向けた再雇用制度も導入している。
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